教育事業「DevelopersIO BASECAMP」のリリースと新会社「プロパゲート」の設立について #deviocamp

教育事業「DevelopersIO BASECAMP」のリリースと新会社「プロパゲート」の設立について #deviocamp

Clock Icon2022.10.20

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こんにちは。嵩原(take3000)です。

2021年7月にCMグループ内で新たに起業された「プロパゲート株式会社」の代表取締役に任命されました。 本来ならお世話になった皆様一人一人にご報告差し上げるところですが、会社ブログおよびプレスリリースでのお知らせとなったことをお許しください。

プロパゲートのビジョン

これまでのクラスメソッド(Flex→AWS→AWS+α)

おかげさまで、クラスメソッドは順調に成長を続けておりグループ全体で600名を超えました。17年前に私が11人目のメンバーとして入社した当時を振り返ると信じられない状況です。一方で組織の規模は変わりましたがベンチャー気質なところや、代表の横田の人柄が反映された「やさしい合理性」のようなものはあまり変わっていないように思います。 会社の強みはサーバーサイドJavaから始まりましたが、早々にAdobe Flexを中心としたUI開発に移り、AWSに取り組むことでインフラ領域に進み(これには私もびっくりしました)、AWSの拡張とともに技術領域を広げAWS以外のプロダクトも数多く扱うようになり、現在では7つの部署に29のグループで構成されています(AWS以外もいろいろやっている会社なのですが、それらのご紹介はまたの機会で)。 手前味噌であることを承知で申し上げるとITプロダクトの活用については上手くやれている組織なのではないかと思います。

IT人材育成に関する課題

一方で、社会全体でIT人材は不足していることや、日本企業のIT活用・ITプロジェクトの拙さについて批判的な姿勢の報道などを毎日のように目にします。 また、ITエンジニアの育成についても、学習したことと実案件で通用するスキルに乖離があり、IT業界に飛び込んだものの去ってしまうケースがあることも気になっていました。育成に上手く行っているケースもあるので、社内外、多くの方に「どうやって育成を成功させましたか?」と質問をしました。みなさんに共通したコメントは「育つ人は勝手に育つ」でした。このままでは本人の資質次第になってしまいます。もう少し何が起きているのかを深掘りすると、次の仮説が見えてきました。

  • 「育つ人」が「勝手に育つ」のは、自分から学習をする習慣をもっていることにある
  • 習得したスキルを実案件で活かせるかどうかは、実案件で求められるスキルと自身のスキルの乖離を適切に捉えられるかによって左右される
  • スキルの活用は、人と人との関係性において発揮される(意外なことに)

学習エンジンを身につけるDevelopersIO BASECAMP

これらの仮説から、クラスメソッドが採用の際に重視している「学習エンジン」の話を思い出しました。学習エンジンとは、自律的に学習を進める能力や技術習得の伸びしろ具合を表現する特性などを指し、クラスメソッドが採用活動を進めていく過程で自然発生的に生まれた造語です。(詳しい説明はこちら)

もしかすると、網羅的に知識を提供するよりも、学習エンジンを身につけることができれば育成は成功するのでは? 言い換えると、学習エンジンを身につけられるカリキュラムをつくることができたら、より多くの人のスキルアップに貢献できるのは?ということです。

そのための教育コンテンツを、まずはAWSを軸に作ることとしました。それが今回リリースさせていただく「DevelopersIO BASECAMP」の主たる要素となります。 そして、学習エンジンの習得はスタートラインのようなものなので、高度で専門的なスキルを身につけて実際の仕事で活用するには、実際の仕事を通じて得られる経験が必要になります。実際の仕事の経験を積む機会はクラスメソッドグループへの就業を通じて提供されますし、コミュニティ(鋭意企画中)を通じてサポートします。

もうひとつの柱「CMパートナーズ」

ところで、CMグループは10年以上にわたって一緒にお仕事をしているフリーランスエンジニアの方が何名かいらっしゃいます。その後も、事業拡大に伴って多くのフリーランスエンジニアの方とお仕事を重ねてきました。しかし、ご契約に至るまでの過程は、個人的な繋がりがほとんどでした。 新会社のプロパゲートは、クラスメソッドグループにおけるフリーランスエンジニアのみなさんとの契約窓口を順次一本化し、グループ内で仕事を募集することでご提案できる案件の選択肢を増やすための事業も手掛けております。 この事業は「CMパートナーズ」と呼称します。

コミュニティとプラットフォームの将来像

「DevelopersIO BASECAMP」と「CMパートナーズ」は一見すると関連性がなく独立した事業のようですが、今後は何らかの形で連携をしていきます。例えば、DevelopersIO BASECAMPで学んだ方が、CMパートナーズで活動するフリーランスエンジニアのみなさんと一緒にお仕事をすることもあるでしょう。もしくは、CMパートナーズで活動するフリーランスエンジニアの方で、オンプレ案件の経験は充分でAWSも自己学習はしているのだけれど、AWSの案件実績がないために実案件に入れないといった方を支援することもあります。 「DevelopersIO BASECAMP」と「CMパートナーズ」の連携はいずれコミュニティ・プラットフォームのようなものに成長し、事業会社を始めとする多くの組織のIT活用をご支援し、社会全体をワクワクさせていく、そんな将来像を考えております。

DevelopersIOを次の段階へ

技術ブログのDevelopersIOは運営がはじまって10年以上が経ちました。この間、多くの方との繋がりが生まれ、読者の方がクラスメソッドグループの一員になったり、お客様やパートナー様になったり、イベントにいらっしゃったりしました。これはDevelopersIOをきっかけにしたゆるーーいコミュニティのようなものです。 今回、私達がリリースにいたったDevelopersIO  BASECAMPは、このゆるーーいコミュニティをちょっとだけ次のフェーズに進めるためのものでもあります。

青臭いビジョンであることを自覚しつつ、私達の新たな挑戦を応援していただけますと幸いです。

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